2007年11月22日

小説版 「秒速5センチメートル」を読んで






以下ネタバレを含みますので未読の方は
回避をお願いいたします。


まず前回のアニメ感想記事の訂正

1000回メールをしても
発送者は水野さん(貴樹の彼女)でしたね。もっとも
明里の心情とシンクロさせているのでしょうけどね。

では小説の感想を

えーと、とりあえずアニメーションの方で新海監督には
頑張って頂きたいです。・・・いや、涙もろいこの私が
泣けなかったものですから問題でしょう。風景描写もうまいとは
感じませんでしたね。アニメの細部を補完しているの
ですが、悪いように補完されているような気がします。
もっともこれはアニメを自分のいいように解釈してただけ
なのかもしれません。アニメと違いを感じたのは
3話の「秒速5センチメートル」ですね。貴樹の大学時代から
就職して5年間ほどを書いているのですが、妙にリアルに
なったおかげでかえってアニメにも入れ込みにくくなりました。
明里のことをほぼ忘却の彼方に押しやってますしね。それは
やはり1話での手紙を渡すことが出来なかった距離感に
つきるのでしょうけど、それだけに余計切なくなります。
また、中学卒業を機に思いを閉じようとした明里の描写が
あります。それならアニメ版の3話のカットでなぜ高校に
入って男性と歩きながらもポストを気にする明里を描いている
のか(あくまで個人的に)ちょっと気にいりません。ポストを
素通りする明里を描いて欲しかったように思います。
ポストを気にしている(連絡を待っている)明里を描いたことは
大学に入って連絡を取っていたとしたら「もしかして?」と
いうような変な期待感を持たせるように感じました。

読んで良かった点は最後の踏み切りでのシーンの補完ができた
ことでしょう。栃木の明里に半日をかけて会いに行き、キスする
ことで集約し転換させる。波に乗り貴樹に告白する1日を
ロケットの発射で集約し転換させる。そして最後の踏み切りの
シーンで全てを集約し転換させる。私がそのように感じただけ
なのですが、それだけは小説版を読んで良かったと思った
点でした。

新海さんは小説からアニメへ、アニメから小説へどちらからでも
いいようにと後書きで書いておられますが、私としては
アニメから小説へというのは賛同できませんでした。両者の
作品を比較した場合アニメ版の完成度が高すぎるので
(リアリティがない分勝手な妄想ができるので)、どちらにも
接するのなら小説からアニメへの方がいいように感じました。
もちろん私はアニメから小説と進んだので小説からアニメへが
どうなのかよくわかりません。そっちの方で進んだ方の意見を
聞きたいところですね。


兎に角、この作品に接することが出来て良かったと思っている
ことに間違いはありません。
posted by りぐ at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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