2007年11月24日

「雲のむこう 約束の場所」

いまさらながら「雲のむこう 約束の場所」を観ました。

一日に3回(通常2回字幕つき1回)観た事から「秒速〜」よりは
ダメージが少なかったのでしょう。とげが刺さっているのにどこに刺さっているのかいまいちわからない、あるいは刺さっている場所がわかっているにもかかわらず抜き出しにくい。というような感想を得ました。まあ一日に3度も観たほどですから、私には良い作品だったことは違いないです。


以下はネタばれを多く含みますので未視聴の方は回避してください。


☆冒頭のシーン
結局の所happy endなのかbad endなのかわかりづらくさせているシーン。そして最後の「終」の文字のシーンと合わせることで微妙な感覚にさせてくれます。最後のヴェラシーラの飛んでいるシーンはヒロキがサユリを乗せて塔に行った時期とはまったく違います。これは遠い記憶にある約束した中学3年の初夏なのか、冒頭のシーンで社会人となって訪れたヒロキが飛んでいるシーンなのか、ただ単にとってつけたイメージのシーンなのか判断に迷います。陰気なモノローグがなければ前向きに捉えたいところなのですけどね。「秒速〜」でもそうなのですが、一度途切れた気持ちであっても再度繋がることがあってもいいのではないでしょうかと思ったりします。

☆本屋から帰るシーン
サユリは「タクヤ君」と呼びます。ついでに本人いませんが「ヒロキ君」と呼んでいます。ところがヒロキと電車で帰るシーンでは「藤沢君」「白川君」と呼んでいる。ヴェラシーラを見た後に「塔に行く」という約束をする。その段階を踏まえて
親密さが増したことを思えば、このシーンでは「白川君」と呼ぶのが妥当であったのではないかと思いますが、夢と同じようにヒロキと電車で帰ったことで2人にたいしての親密さが既に増えていたのかもしれませんね。

*追記
3年になっての放課後のシーンが抜けてましたね。桜が散っているところなどから4月下旬くらいと推測しますが、サユリはヒロキを
「ヒロキ君」と呼んでいますね。

☆平行世界
わかればわかったほうがいいというだけで特に問題視するような
物でもないので、時間があれば書きますがないときのために
「涼宮ハルヒの憂鬱」でも観て下さい、と

☆手紙から邂逅へ
未開封であった岡部からの手紙。サユリの夢を見ることでその手紙にサユリに繋がる何かがあるということを知らせてくれたということでしょうか。
「ヒロキ君、タクヤ君」
「かみちゅ」の第8巻のコメンタリー(脚本家倉田氏)で主人公ゆりえが友人であるみつえとまつりを同時に呼ぶときに「みつえちゃん、まつりちゃん」とそういう順番に親密さが原因でなるというのを語っておられましたね。そういうことを思えば入院当初の時点で既にヒロキへの思いが芽生えはじめていたのかもしれません。現実問題移送前のサユリにあったとしてもヒロキには何もできないように思いますので、移送後にあのシーンが来るのは何も問題ないように思います。
「僕たちはかなえられない約束をした」
邂逅のシーンでヒロキがサユリに言った「君をずっと守る」がそれにあたるのか「一緒に塔まで行く」というのがそれにあたるのか。上記でも書きましたが再び繋がる想いということがあってもいいと思うので前者とはあまり受け取りたくない。
塔に一緒に行くことによってサユリが睡眠からさめ記憶(約束またヒロキとの関係性)が消失するということで「かなえられない約束」ということになるのでしょうかね。

☆「藤沢君」
18歳になったヒロキをサユリが認識できるのかどうかという問題があります。何かが(想いが)失われているのに思い出せないサユリ。必死にヒロキにしがみつくサユリ。でもふと思うのですよね、「ヒロキと一緒に電車に乗って帰る夢をみたサユリ」
おそらくは「バイオリンの練習をしながら一人で弓道の練習をしているヒロキを見ているサユリ」ならそこに想いの温床があったとしてもおかしくないのではないでしょうか。
それだけに冒頭のシーンが刺さったトゲのように感じるのですよね。これも新海監督の狙い通りなのかもしれませんが・・・。





posted by りぐ at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/68796515

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。